尾﨑正夫
相談役会長に聞く

50th Anniversary Interview

50年貫いたお客様への姿勢が成長の原動力に

設立50周年を迎えたオザキ。創業者の一人である当社相談役の尾﨑正夫会長に、 50年の歩みを振り返りながら、印象に残る出来事や思い出深い商品のエピソード、 50年間貫いてきたポリシーなどを聞きました。 (聞き手 : 小野塚晋司 営業部部長)

Senior Adviser / Chairman Interview 尾﨑正夫 相談役会長

他社と同じものを作っても意味がない

設立当初で最も印象に残っていることを聞かせてください。

起業するまでに幾つかの会社に勤めましたが、理想とのギャップを感じ、 自ら会社を興すしかないという気持ちになったんです。随分悩んだ社名は、 当初は“ユニーク”を候補に挙げていましたが、自分の兄と一緒にスタートする会社だから 「オザキ」がいいと。兄と共に創業したことは何より印象深い出来事です。

50年間で最も思い出のある商品は何でしょうか。

オリジナル商品を作るにはお金がかかります。資金がなかったため、 面白いのに売れていない他社商品を提案するなどして、少しずつ事業を進めていきました。 設立3年目に、先に独立した先輩から、費用は出すから一緒に新製品を作ろう、と 四角の脚付きプラスチックカップを見せられました。他社製品と同じものを作っても意味がないと思い、 カップの縁に高低を付けて四隅を高くした。これが、オザキの第1号のプラスチックカップ、 “フラワー角カップ”の誕生でしたが、最初は売れませんでした。 他社と違うもの、かつ絶対売れるものを作らなければと、悩みながらもいろいろなカップが生まれていきます。 とりわけ、楕円のオパールカップは最もヒットした商品の一つです。1987年、 ティラミスが全国的なブームとなって、無休で月産50万個の生産体制で臨んだことなど、 プラカップシリーズには幾多の思い出がありますね。

尾﨑正夫相談役会長がインタビューで語る様子

“お客様がいかに喜んでいただけるか”がすべて

50年間変わらず貫いている会社のポリシーはありますか。

“お客様に喜んでいただけるパッケージを提案する”、これは創業当時から揺るがない会社の姿勢です。 他社で売れている商品であっても、お客様から「ここが気になる」と聞くと、 その不満を解消したいと思いますし、「こういうものがあったら」と言われると、 何か作ることはできないか、と思うんです。10人のうち9人に不必要なものであっても、 1人のお客様に喜んでいただけるのであれば提案します。そうすると、不思議なことに、 他のお客様にも使っていただけるようになるんですね。

設立50年、どんなお気持ちでしょうか。

「この会社を喜んで引き受けてくれる人が出てくるように」と思って頑張ってきました。 経営者が年老いて20~30年で閉業にならないようにするには、 それなりの特長を持った会社にしなければなりません。

その特長とは何だと思われますか。

やはり、お客様が心から満足していただける提案ができる会社なんでしょうね。 「新しいお菓子ができたが、パッケージはどうしようか」というときに 「オザキに相談してみよう」と思っていただける会社にしたいと思ってやってきました。

私自身、新規オープンの際などに「オザキに任せてよかった」と言っていただけた話をたくさん伺っており、会長の思いは社員にもしっかり受け継がれていると思います。ところで、会長は今でも企画会議に参加されていますね。

オザキを支えているのは、物真似ではない独自の個性的な企画・発案です。 そういう企画が出てきたら賛成の声を上げたいと思って参加しているんです。 発案するだけでなく、徹底して掘り下げて突き詰めていけば、必ずいいものに辿り着く。 モノを創るときの重要なポイントであり、そのプロセスを大切にしてほしいと思っています。

最後に、51年目からの今後のオザキに対して一言お願いします。

とにかく継続してほしい、ということに尽きますね。ポイントはチームワークだと思います。 社員全員が同じ気持ち、ベクトルで進んで欲しい。

設立100年に向けて、社員全員で次の50年を進んでいきたいと思います。本日はありがとうございました。

尾﨑正夫相談役会長がインタビューで語る様子

小野塚晋司 営業部部長と尾﨑正夫 相談役会長